大阪なおみのテニスの強さと実力は?トレーニング方法やトレーナは誰?

こんにちは、ついに日本人のテニスプレーヤーで初めて全米オープン優勝という快挙を達成しましたね!
そんな歴史的快挙をやってのけ話題沸騰中の大坂なおみ選手。
彼女は一躍スターダムに駆け上がって、まさにアメリカンドリームといいますかシンデレラストーリーを今歩んでいるわけです。
あの優勝のインタビューを見て、僕はとても感動しました。
決勝戦ではセレーヌ選手の主審に対する抗議と、ブーイングの雨という後味の悪い雰囲気になっていましたが(汗)
それでもセレーヌ選手も最後は大坂なおみ選手のインタビューに頭が冷やされたのか、素直に彼女の優勝を祝福していました。
そんな大坂なおみ選手ですが、いったい彼女はどんなトレーニングであの強さまで上り詰めたのかという事を調べてみました。
テニスを趣味にしている人にも参考になると思います。
<大阪なおみの快挙!テニス全米オープン優勝日本人初優勝!!>
これは本当にすごいことです!
なぜなら世界で活躍する男子テニスプレーヤー錦織圭選手でもまだなし得ていない、四大陸選手権(グランドスラム)で優勝を果たしたのです。
大坂なおみ選手はまだ女子テニスの世界では新鋭というポジションで、昨年末の世界ランキングは68位でした。
しかし今回の全米オープンの決勝で対戦相手のセリーナ・ウィリアムズ(世界16位)を破り見事優勝を果たします。
そこからの全米オープンの優勝の影響で、一気に世界ランキング7位までランクアップ!!
これは伊達公子さんの世界ランク4位に次ぐ日本人女子プレーヤー歴代2位だそうです。
それもそのはず、決勝の対戦相手セリーナは元世界ランク1位の女王であり、2000年~2013年では四大大会を4連続優勝を飾っているような相手です。
そんなスーパースターに勝っての優勝なわけですから、ランキングが上がらないわけがありません。
全米オープン決勝では何が良かったのか!?
大坂なおみ選手とセレーナ選手の決勝戦はどこが勝敗を分けるポイントだったのでしょうか?
ここに決勝での各数値をまとめたデータがあります。
これを見るとファーストサーブのポイント獲得率に差が見られます。
大坂なおみ選手は76%に対して、セレーナ選手は63%と下回っています。
では今度は動画で全米オープン決勝のハイライトを見てみましょう。
試合を見てみると大阪選手のサーブがとにかく速い!そして強い!!
セレーナ選手も反応できない場面が何度もありました。
これでペースを持っていかれたセレーナ陣営も焦りを隠しきれずに、問題になった試合中にコーチが選手に声をかけてアドバイスをしてはいけないという反則を犯してしまうのです。
それだけ世界女王の陣営を追い詰めたということですね。
大坂なおみ選手はあれだけの速球を打てるのですから、フィジカルの強化を徹底的にやっているのでしょうね。
<大坂なおみ選手の球速をアップさせたトレーニング種目>
では大坂なおみ選手はどんなトレーニングをしてフィジカルを強化し、あれ程の球速を手に入れることができるようになったのでしょうか?
それは大坂なおみ選手のインスタグラムにトレーニング風景が載っていたので、そこにヒントがあるような気がします。
大坂なおみのトレーニング風景をとらえたインスタグラム
- ボクシングトレーニング
テニス選手がボクシングなんて意外に思われましたか?
これは趣味でボクササイズをやっているのではありません。
しっかりテニスに活かすためのトレーニングの一環です。
実はボクシングの動きというのは体幹の捻転(ひねりの動作)がすごく使われます。
コレによって腹斜筋が活性化され、テニスのスイングの動作やボールを打ち返すときのパワーの向上につながるのです。
またミットを打つことによって背中への刺激も加わり、背筋がすごく使われます。
実際にボクシングジムで体験エクササイズをやってみると、翌朝に背中が筋肉痛でパンパンなんてことがよく起こりますが、パンチの動作が背筋を使うためなんですね。
他の競技でも体幹の捻転トレーニングのために、オーストラリアの競泳選手たちもボクシングのミット打ちでフィジカル強化を行ったりするそうです。
競泳はクロールやバタフライで体幹をひねりますから、とてもいいトレーニングになるんだそうですね。
- 肩・背中・下半身を同時に鍛えるクリーンプレス
View this post on InstagramWhile I was doing this all I could think was, six seven eight-triple nine-eight two one two
この動画を見るとTバーローイングのようなトレーニングをやっていますね。
通常ですとTバーローイングは広背筋のトレーニングなんですがこの動画ではスクワットのように重心を落とし、そしてクリーンプレスのように頭の上まで持ち上げています。
筋肥大を狙うようなパワートレーニングではなく、身体機能の向上を狙ったファンクショナルトレーニングに位置します。
この様に下半身から上半身を連動させる全身トレーニングは、ダイナミックな重心移動を実現し実際のサーブを打つときなどにパワーを加えることが出来るんです。
しかもよく見ると手首を回しながらバーを持ち上げています。
こういった動きでバックハンドで打ち返すときのパワーも向上させているように思えますね。
- チューブを使用したジャンプスクワット
ジャンプスクワットは見ての通りに垂直にジャンプして行なうスクワットなので、足腰の強化だけではなく太腿部付け根の腸腰筋や腹筋の強化にもなります。
腸腰筋は膝を曲げて脚を引き上げる動作で関与しますし、腹筋はすばやく下半身からのパワーを上半身に伝える役割であったり、体幹の軸の安定にもなります。
軸が安定すれば無駄なパワーロスが減るので、より強くて球速のあるサーブが出来るのです。
しかも足元にチューブをくくりつけてのジャンプスクワットなので負荷も倍増です。
より瞬発力で膝を引き上げる必要があり、大坂なおみ選手も動画内で怖そうにしてましたね。
ちなみにこれらトレーニングのおかげで、大坂なおみ選手はテニスのサーブは球速200キロをマークするそうです。
これは男子テニスプレーヤーと同じ球速だそうで、かなりのパワーとスピードだと言うことですね。
<大坂なおみ選手のトレーナー、サーシャ・バイン氏>
大坂なおみ選手にこういったトレーニング指導を行う専属トレーナーを、現在はサーシャ・バインさんがやっています。
サーシャ・バインさんはドイツ人で現在33歳の男性トレーナーです。
結婚しているのかは不明ですが、とても明るい性格で選手を励ますのが上手なサーシャさん。
きっと女性からもモテるでしょうね。(笑)
サーシャ・バインさんの指導方法
サーシャさんはとにかく選手を励ます、メンタル面を強くすることに長けています。
テニスの試合はかなり長丁場で、メンタルを制するものが試合を制すと言えるほどに心のあり方が重要になります。
ですからもちろん、フィジカルの強化なども大事なのでしょうがメンタルの強化を得意とするようです。
選手に発する発言もポジティブな言葉選びを意識しているようで、大坂選手の練習中にも「大丈夫、君ならできるさ!」とよく言っているそうです。
僕もオーストラリアで1回ジムのトレーナーの指導を受けたことがあったのですが、完璧に言葉は理解できませんでしたがすごく褒め上手だなという印象がありました。
海外のトレーナーのそういったフランクで友達感覚で接してくれる雰囲気というのは、個人的には大好きですね。
日本人でやる場合にはあまりくだけ過ぎると、馴れ馴れしい・チャラいといった印象になってしまうので、そこにもトレーナーとしてのテクニックが必要になりますが・・・。
練習の「楽しい」をテーマに雰囲気作りをする
サーシャ・バインさんは練習に楽しさを取り入れることを意識しています。
大坂選手に試合で負けたら「今度の試合に負けたら、渋谷のスクランブル(交差点)で踊ってね」などと言ってくるそうです。
完璧に罰ゲームですね(笑)
一流アスリートの練習はとにかくハードなのでしょう。
できるだけきつい練習の中にも楽しいと思える要素を取り入れ、テニスを嫌いにさせない。
好きこそものの上手なれを上手に作り出せるのが一流のトレーナーのスキルなんでしょうね。
<大坂なおみ選手のトレーニング情報まとめ>
戦績を見てみると大坂なおみ選手は、今まさに勢いの波に乗りに乗りまくっています。
ですから今後の彼女の活躍はさらに期待できると思います。
あまりプレッシャーはかけたくないですが、それでもやはり2020年東京オリンピックでは大きな活躍をしてほしいですね。
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タクヤ
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