大谷翔平の筋力と体脂肪率はどれくらい?バッティングから筋トレ種目を考察してみた

今日本人メジャーリーガーで世間を騒がせている人といえば、大谷翔平選手しかいませんよね。
メジャーリーグ初試合で初ホームランを放ち、その後3日連続の本塁打。
これは日本人史上初の快挙です。
同じ日本人として誇らしい以外のなに物でもありません。
そんな大活躍の大谷翔平選手ですが、どうして彼は投手と打者の2刀流で成功できているのでしょうか?
彼がプロ野球に出始めた頃は、投手と打者の二刀流に批判的だった人達もたくさんいました。
ですがそんな声をかき消すかのように、彼は結果という形で周りを驚かし続けています。
そんな成功者の大谷翔平選手がどんなトレーニングをしているのかな?と、
人の筋肉づくりのお手伝いを仕事にしている僕には気になってしょうがなくなりました。
そこで大谷選手のやっている筋トレメニューの考察をしてみたいと思ったので、ここに書いていきたいと思います。
これを読めばこれからの大谷翔平選手の試合がさらに楽しめるようになるかもしれませんよ。
彼の2刀流の秘密をフィジカル解析を交えながらしていきたいと思います。
目次
<大谷翔平のプロフィール>
大谷翔平選手は岩手県奥州市出身で、1994年生まれです。
大谷翔平選手が野球と出会ったのは小学3年生のときで、その時の水沢リトルリーグという少年野球で全国大会にまで行ったそうです。
やっぱり才能のある選手というのは子供の頃から違うんですねー。
その時はピッチャーをやっていて既に100km/hを投げていたとか(汗)
中学校は『水沢南中学校』に入学して、一関リトルシニアに所属します。
その後高校は『花巻東高校』に進学して甲子園に出場したのです。
2012年にプロ野球デビュー、日本ハムに入団します。
そして2018年の春、ついに念願だったメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに入団。
メジャーリーガー大谷翔平が誕生したのです。
<大谷翔平の2017年の戦績>
そんな大谷選手の直近の戦績である、2017年を見てみましょう。
投手戦績
2017年の投手としての成績は以下のとおりです。
- 登板数 5回
- 勝利数 3回
- 敗北数 2回
- 勝率 0.6
打撃戦績
2017年の打者としての戦績は以下のとおりです。
- 試合数 65試合
- 打席数 231回
- 打数 202本
- 得点 24点
- ヒット数 67本
- 打率 0.332
という結果です。
数字だけで言えばまさに打ってよし、投げてよしの2刀流ですね。
さらに打たれたヒットはどのコースではどのくらい打っているのかという、
コース別の打率も出してみました。
横のコース
これは左右に対する各コースでの打率を表した数値です。
- アウトコース:3割2分
- ど真ん中:5割3分6厘
- インコース:3割4分2厘
これを見ると、どのコースも3割超えという結果。
ハッキリ言えばどのコースも得意で苦手はないという結果に。
縦のコース
次は上下で見た高さ別の打率です。
- 高めの球:3割7分5厘
- 真ん中の球:4割7分4厘
- 低めの球:3割3分3厘
なんと縦のコースでもまんべんなく3割超えばかり。
つまり大谷翔平にとってはどのコースに球が飛んできても苦手意識がなく、
投手からしたら本当に投げづらくて嫌なバッターだということですね(笑)
<大谷翔平のフィジカルデータを解析>
では今度は大谷翔平選手の身体データを見ていきましょう。
個人的にはこちらの方が楽しみです(笑)
まず身長は190cmとかなりの長身で、体重は97kgほどあります。
BMI(身長に対して体重がどのくらいあるのかを表した数値)から見てみると、
190cmの身長の人の適正体重は82kgくらい。
そうするとかなり体重を増量しているといことですね。
これはメジャーの外人クラスのパワーが相手でも、特大の打撃や剛速球を投げれるように筋肉を増量しているということが考えられます。
しかもただ体重を上げているだけではなく、体脂肪率は約15%あたりでキープしているそうです。
体脂肪率はその時の状況、例えば筋肉の量などでも変わったりはしますが。
食事のコントロールなどしっかりとやっているようですね、プロですから当たり前といえば当たり前ですが(^_^;)
その証拠に彼は以前、スポーツ紙のインタビューで「バルクアップするための筋力トレーニングにも力を注いでいる」と言っていました。
これは元日本ハムの先輩、ダルビッシュ有選手の影響が強いのではないかと考えられます。
ダルビッシュ選手も筋力トレーニングはかなり本気でやっていたことで有名です。
海外の有名スポーツ選手も、筋力トレーニングで筋肥大を狙えるような高重量トレーニングに力を入れる選手が多いです。
サッカーではクリスチャーノ・ロナウド選手、陸上ではウサイン・ボルト選手、ボクシングではマイクタイソン選手が筋力トレーニングでバルクアップしながら試合をやっていました。
その結果得られた筋力が投手の面で言えば、日本史上最速である165Km/hを記録。
打撃面で言えば、特大アーチと言われる150メートル超えのホームランを量産しました。
150メートルを超えるホームランというのはバックスクリーンに直撃したり、狭い球場ならば場外弾になるほどの打球です。
フィジカルトレーニングにより筋力を上げたことによって、ボールを投げる速さや打球の飛距離が格段に上がったということですね。
食事の量と回数が多い
また食事量が多いのも素晴らしいです。
1日に7食は食べていて、しかも1回の量は少なくしていません!
下手なボディビルダーの増量期よりも食事を取っていることになります。
それだけの量を食べているにもかかわらず、体脂肪率は15%だからすごいですね。
いかに普段の運動量と消費が多いのかということが分かるかと思います。
彼がプロ野球に入ったときが80kgちょっとで、そこから10kgほど増量させています。
いかに筋肉に栄養を送り届けられるかという事がやっぱり大切なんですね。
<彼が行なうトレーニング7種目の紹介>
この前プロテインメーカーのSAVASと、大谷翔平選手のトレーニング映像が流れているCMをYouTubeで見かけました。
この映像で流れているトレーニング映像は本人が本気でやっている映像ですから、普段からやっているメニューでいいかと思います。
この映像に入っていた7種類のトレーニング種目を紹介したいと思います。
デッドリフト
1つ目はデッドリフトです。デッドリフトは広背筋をトレーニングするメニューです。
広背筋以外にもさらにハムストリングスや中殿筋(お尻)といった背面の筋肉群に効果がありまあす。
チンニング
これも広背筋の筋トレ種目で、背中の横幅を作る筋トレです。
俗に言う懸垂というやつですね。
ベントオ-バーロウ
これも広背筋の種目で、背中の厚みを形作る筋肉です。
背中の筋力というのは長距離打を打つ際の体幹部の爆発的な旋回に必要な筋力なんですね。
アップライトロウ
アップライトロウは三角筋(肩)や僧帽筋(首)の筋肉を鍛えて行くトレーニングです。
ダンベルショルダープレス
これは三角筋を鍛えるコンパウンド種目で、肩幅を大きくしていきます。
大谷翔平選手はピッチャーでもありますから、強い肩を作って剛速球を投げれるようにしたいのでしょう。
ベンチプレス
ベンチプレスは胸板を作るトレーニングです。
大胸筋は投球の動きで非常に関与する筋肉なので、やはり速い球を投げるのには必要不可欠な筋肉と言えます。
インクラインダンベルプレス
大胸筋の上部を鍛えるトレーニングです。
フラットベンチでは作れない胸の立体感をより際立たせるのに必要な筋肉です。
クリーン&プレス
この種目は重量挙げのようにバーベルを使って、下から肩の位置までバーベルを引き上げてさらにショルダープレスのように上方向に持ち上げる種目です。
イメージ湧かない人はこの動画を見てみてください。
ターゲットは背中、肩、腹筋、腿の裏(大腿二頭筋)、お尻とかなりの部位が同時に使われます。
どちらかと言うと、身体の機能性を向上させるファンクショナルトレーニングに分類されるような筋トレです。
はっきり言って、超全身運動です。
個人差もありますが、ある程度の重量で回数をこなせば息がかなり上がります!
なのでエネルギー消費も激しく、スタミナも付けることができます。
反動を使いながらバーベルを引き上げるので、
ファンクショナル要素として強いコアと上半身と下半身の連動も作ることが出来ます。
大谷選手の長距離打は上半身と下半身の連動で活きていて、上半身のパワーを下半身がしっかり支えるからこそバットまであのパワーが伝わるんですね。
この7種目を見てみるとほとんどが上半身のパワーを付ける筋トレが多いです。
実際にどのくらいの重量を持ち上げるのか詳しい数値まではわかりませんが、彼の打撃の飛距離や投げる速さが筋力を表していますね。
もちろん下半身も鍛えているのは間違いないでしょうが、彼は高卒で日本ハムに入団した時からメジャー挑戦を口にしていました。
ですからその時から自分の足りないところを分かっていて、
パワーアップを目的に筋トレを重要視していたのは間違いないでしょう。
<まとめ>
大谷翔平選手の経歴と筋トレメニューを載せてみました。
もちろん専属のトレーナーを付けて、下半身の強化や体幹の強化などその他のメニューも組んでいることでしょう。
よく筋肥大した大きな筋肉はスポーツには使えないと日本では言われます。
しかし海外の有名アスリート達も筋肥大に向いた高重量な筋トレをやっています。
世界で結果を残す一流アスリートがそういったバルクアップに繋がるメニューをこなしているということは、
このサイトが推している筋肥大トレーニングが世界で認められているような感じがして嬉しい限りですね。
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タクヤ
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