パーソナルトレーナーになるための知識や資格は何が必要?向き不向きはあるの?

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こんにちは、今回はパーソナルトレーナーにはどうやったらなれるのか?
といった疑問にお答えする記事を書いてみました。
パーソナルトレーナーとはいったいどんな事をすればなれるのか?
どんな資格が必要で、そのためにはいったいどんな事をやっていく必要があるのか?
さらにはこんな性格の人はパーソナルトレーナーとして成功できるといった、パーソナルトレーナーに向いている人だったり。
あるいは彼らがどんな働き方を1日の中で行っているのかなどを紹介していきたいと思います。
将来パーソナルトレーナー志望の方はぜひこの記事を読んで、予習をしておいてくださいね。
それではよろしくお願いします!
<パーソナルトレーナーとは?>
パーソナルトレーナーとはクライアントさん(お客さん)と一対一で筋力トレーニングの指導を行う人のことです。
たまにジムでトレーニングカルテをボードに乗せて、それに書き込みをしながらトレーニングを見ている人がいませんか?
彼らがパーソナルトレーナーと呼ばれる人たちです。
彼らがいるおかげでクライアントはきちんと筋トレの成果を出すことができ、更にケガを予防したりモチベーションを上げてジムに通い続けることになったりするのです。
つまりすべてはクライアントの筋力トレーニングの効果をしっかり出すためにパーソナルトレーナーは存在しているというわけなんですね。
とても責任は大きく覚えるべき専門分野の知識もたくさんあり楽な仕事ではありませんが、その分やりがいと充実感は他業種に比べてもかなり大きい仕事と言えるでしょう。
<パーソナルトレーナーの種類>
パーソナルトレーナーと一言で表現しても実はいくつかの種類があります。
大きく分けるとそれは、総合フィットネスクラブで働くスタッフとパーソナル専用ジムで働くスタッフのフリーランスで活動するパーソナルトレーナーの3種類です。
簡単に言っちゃえば、サラリーマントレーナーなのか個人事業主のトレーナーなのかといった感じです。
この3種類の形態のパーソナルトレーナーにはそれぞれメリット・デメリットがありますので、これからパーソナルトレーナーになりたいという方はどちらの働き方が良いのかをまずは決めるところから始めたほうが良いでしょう。
総合フィットネスクラブで働くスタッフ
ではまずサラリーマンとして会社に雇用してもらい、その会社の正社員として働くパーソナルトレーナーです。
この方々はクライアントに指導するパーソナルトレーニングのときでも、会社から研修されたトレーニング方法で指導をしています。
ですから基本的には周りのスタッフと同じ内容のトレーニングメソッドで指導しています。
もちろんメジャーなトレーナーライセンスを保持している方もいれば、その会社が発行している社内ライセンスでパーソナルトレーニングを実施している方もいます。
(ほとんどが後者ですが)
当然ながら社内ライセンスの場合ですと、その会社の勤務内の時間でしかトレーニング指導が出来ません。
会社の施設以外ではパーソナルトレーニング禁止という会社もあるほどです。
こちらの総合フィットネスクラブで働くスタッフのメリットは、資金力のある大手の会社であれば社内教育が充実しており、保持する指導ライセンスの内容もしっかりとした運動生理学に基づいた最新のメソッドであることが多いです。
そして指導方法から接客方法まで各スタッフにマニュアル化して研修していますので、基本的なお客さんとのやり取りは数ヶ月の研修で出来るようになります。
そして総合型フィットネスクラブは全国展開しているクラブが多いので、3種類のパーソナルトレーナーのタイプの中で1番安定して給料を得ることが出来るようになります。
それともう一つのメリットで資格を持っていなくても、お金をかけずに社内研修や社内ライセンスでパーソナルトレーニングが出来るようになります。
さらに集客の仕組みが出来上がっているのでお客さんの新規開拓が簡単に出来ます。
大きな総合施設であれば毎月100人近くの新規入会者がスポーツクラブに入会してきます。
ですから単純な話その人は100人の新しいお客さんに巡り合うことが出来るのです。
反対に会社員のパーソナルトレーニングのデメリットとして、どうしてもトレーニング関連の知識が浅くなる傾向があります。
もちろん全員がそうではありませんですし、とても知識のあるトレーナーも会社員の中にいます。
しかし総合型のフィットネスクラブに勤務すると、ジムでのトレーニング指導の他にも水泳の指導やスタジオでのグループエクササイズも任されます。
もちろんある程度自分の意思で自分のトレーニング指導をする土俵は選べますが、それでも雇われの身である以上会社の方針に従わないといけない強制力も働きます。
するとどんどん忙しくなっていって、やりたかった1番の指導の勉強に時間が割けなかったり、集中ができないなんてことにもなってしまいがちです。
そして何より体力が1番必要になるでしょう。
1日にパーソナルトレーニングをクライアントにしながら、子供のスイミングスクール指導して、その合間にエアロビクスレッスンをスタジオで行なうというスタッフが大多数です。
それだけの本数を1日にこなすのは簡単なことではありません。
人によっては大人数の前に出て音楽に合わせて動かなきゃいけないスタジオエクササイズや、子供の面倒を見ながらプールに入ることが嫌いな人だっているでしょう。
そういった自分に興味が無いこともやらなければいけない事もあると覚えておきましょう。
また全国転勤もあるので、自分にリピーターの顧客がついても指導を中断しなければいけないこともあります。
パーソナル専用ジムで働くスタッフ
個人的に業界未経験者が1番最初に働くので1番おすすめだと思う種類のトレーナーがこちらの、パーソナル専用ジムのスタッフです。
ライザップがこのタイプのジムで有名ですね。
なぜ未経験者でおすすめかというと、特別なトレーニング資格を持っていなくても研修を受けることが出来るのでパーソナルトレーニングが出来るようになるということ。
ここは総合フィットネスクラブと同じです。
しかし、プールやスタジオが無いのでパーソナルトレーニングに特化して集中することが出来るので指導スキルが早く上がっていきます。
他のことを気にせず1つのことに注力できるってすごく物事が上達しますよ。
研修内容もしっかりとしていて、きちんとした運動生理学や機能解剖学に基づいた指導研修で自分自身のトレーニング知識を勉強できるのです。
これらを個人でお金をかけずに習得できるので素晴らしいですね。
もう1点、総合フィットネスクラブにも共通しますが、そんなにマイナーなパーソナル専用ジムでなければ新規顧客もしっかりと入ってくるので仕事がなくなる可能性は少ないでしょう。
そしてスタッフの体型管理にも割とシビアで自身で筋トレをしていることが雇用条件なところもあるので、トレーニング好きにはたまらない環境でしょう(笑)
デメリットとしては会費が高額なところが多く、きちんと集客の出来ているパーソナルジムでないと雇用が不安定になるということでしょう。
フリーランスで活動するパーソナルトレーナー
最後にフリーランスのパーソナルトレーナーです。
フリーランスのメリットは余計なストレスが少なく済みます。
1日8時間も拘束されていませんし、指導時間以外は基本的には何をしていても問題ありません。
また指導内容も自分が提案したい理論に基づくトレーニング内容で、自由にクライアントに指導することが出来ます。
後はパーソナル指導を行う施設も自分の意思で選ぶことができます。
変な言い方ですが、そこのジムやスポーツクラブの代表者と意見が合わないようであれば違う場所で活動するようにすればいいのです。
こういった自由な面が多いというのは最大の魅力ですね。
他にも人気のパーソナルトレーナーになり多くの施設から引っ張りだこになれば、多くの報酬を得ることも出来るようになるでしょう。
しかしデメリットとして、活動するための施設やクライアントに対してすべて自分で営業をする必要があります。
その際に所持している資格もチェックされますので、無資格な場合には仕事を得ることが出来ないでしょう。
またその他の働き方と違い、個人事業主という形で活動するのですから当たり前ですが安定した労働環境とは無縁になります。
収入を確保するのも自分次第、無収入でその日の生活にも困るというのもすべて自分次第という事になってしまいます。
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<パーソナルトレーナーに必要な資格・知識>
ではパーソナルトレーナーになるにはどういう資格が必要になるのでしょうか?
それはあなたの売りにしたい指導分野で変わってきます。
例えばパーソナルトレーニングと一口に言っても、
- ボディメイク(筋肥大)
- ダイエット
- ファンクショナルトレーニング(スポーツ競技力の向上のためとトレーニング)
- 姿勢改善
といったことまで色々です。
その他にも水泳の指導などジム以外のパーソナル指導なんかもあります。
それらの指導分野に特化した資格があれば良いでしょう。
ちなみにここではジムでパーソナルトレーニングを指導するための資格を紹介します。
まずベーシックなパーソナルトレーニングを行なうための指導資格ですが、以下の3つを紹介します。
NESTA-PFTの詳細
全世界20カ国以上の国々で認知されるメジャーパーソナルトレーニング資格です。
所得難易度は低めと言われていますので、まずは何を取ろうか?
という方にはおすすめではないでしょうか。
NESTA-PFTを所得するには3つのコースから好きなコースを選んで所得します。
- ダイレクトコース(¥72,500-)・・・ゼミコース・WEBコースの口座を受けずに短い事前講習と試験を受講するコースです。ゼミ講座の費用が含まれていないのでその分安い価格設定です。
- ゼミコース(¥168,500-)・・・最大4日間の養成講座を受講後に試験を受けるコースです。
※価格は4日間コースのもの
- WEBコース(¥107,500-)・・・インターネットを使ったオンライン形式の養成コースです。
なお上記3コースの価格はすべて税込みとなります。
NSCA-CPT
国内のスポーツクラブで活動するパーソナルトレーナーでは1番保有する人数が多いのではと言うほどの、メジャーな資格です。
この資格を所得する費用はNSCAの入会費12,960円+試験費用45,200円の合計58,160円です。
NESTAの資格に比べるとリーズナブルですね。
JATI-ATI
他のライセンスとは違い発行元が日本のライセンスです。
所得難易度が少し高めで、なぜならこの資格を得るためには『高卒以上の業界経験年数が3年以上』という条件がついているためです。
2つの養成講座を受ける必要があり、一般科目(2日間)54,000円と専門科目(2日間)59,400円という費用がかかります。
ただし、NSCA-CPTのライセンスを持っていればこの養成講座2種類が免除になります。
この中から1つベースとなるパーソナルトレーニングの資格を取得しましょう。
<パーソナルトレーナーに向いてる人の性格>
ではここからはパーソナルトレーナーの資質といいますか、適正のある性格について触れていきたいと思います。
まず誰でも想像が簡単にできるかとは思いますが、元気がよく爽やかで身だしなみも清潔なほうが良いです。
マンツーマンの指導になればクライアントがモチベーションを下げたり、キツイ場面ではへこたれやすいです。
そんな時にポジティブな雰囲気でクライアントさんを元気づけてやる必要があるのです。
そしてトレーナー自身前向きに物事を捉えるポジティブシンキングは非常に大切です。
なんだか暗く猫背でため息をついているトレーナーと、胸を張った状態で表情の明るいトレーナーだったらあなたはどちらのトレーナーからトレーニング指導を受けたいですか?
それは間違いなく大多数の人が表情の明るいトレーナーと言うでしょう。
常に人から見られていると思って、表情と姿勢は今から綺麗に保てるように意識しておきましょう。
筋肉やトレーニングが好きだという思い
「好きこそものの上手なれ」というようにトレーニングが好きな人でなければこの業界ではやっていけません。
自分で進んでトレーニングを行えば行なうほど自分の体型のキープにもなりますし、トレーニング指導の際も自分がやっていなければ分からないような微妙なポイントも伝えることが出来ます。
最新の筋肉に関わる情報も好きであればこそ、どんどんハングリーに吸収できるようになります。
ですから仕事が休みの日でもトレーニングのことを考えてしまうくらいでちょうど良いでしょう。
苦労も知っている
自分が今までやってきた怪我のエピソードやトレーニング効果が現れない失敗談など、同じような内容のことでクライアントが困った時にアドバイスできます。
ハッキリ言って今まであまり苦労せずにトントン拍子で上がって来た人間は上から目線になりやすく、周りの人への配慮や気遣いができないこともあります。
相手の気持ちを察する思いやりがあった方がクライアントも信頼してくれますし、トレーニング理論しか話せないトレーナーは面白く思われません。
専門用語を並べる話し方しか出来ないトレーナーもあまり良くありません。
ついついトレーナーは自分の知っていることをアピールしてしまいがちです。
専門用語はトレーナーにとっては当たり前の共通語でも、当たり前ですが一般の人は馴染みのないチンプンカンプンな言葉です。
その専門用語を一般のクライアントが分かるように噛み砕いたり、何かに例えて話せるようになるととても説明がわかりやすい指導者だと思われます。
また正直に分からないことは「次回までに調べておきますね」と言えることも大切です。
ついついプライドが邪魔をして嘘を付いたり、適当なことを言わないように注意しましょう。
こんなことは人間として当たり前のことですが、正直者であり相手に親身になって寄り添える心がパーソナルトレーナーには必要になるでしょう。
そういった事にも通じるので成功だけでなく苦労も知っている人の方が、パーソナルトレーナーになってより親身になってクライアントに寄り添うことが出来るでしょう。
<パーソナルトレーナーの知識や資格と適正な人物像まとめ>
以上パーソナルトレーナーになるための資格や知識などをご紹介してきました。
パーソナルトレーナーと聞くとすごく専門的な知識が必要で、なるのは大変かと思います。
ですが柔道整復師、管理栄養士などの国家資格に比べれば専門の学校を出る必要もありませんし、資格を取るうえでの予算面や難易度といった障壁はとても低いです。
何よりも筋トレが好きな方であれば、運動生理学などはとても勉強していて楽しいものです。
すべて自分のトレーニングにとってプラスになる有益な情報ばかりですから。
ですのでもしパーソナルトレーナーに少しでも興味があるのなら、まずはそういった講習会に少し顔を出してみて、どんな活動をトレーナーの方がやっているのかを知るところから始めてほしいです。
そして興味がより大きくなるようならぜひチャレンジしてみて欲しいです。
あなたにしか出来ない天職になる可能性だってありますからね。
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タクヤ
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