ストレッチポールの種類別おすすめの選び方は?硬さや大きさで効果の違いはある?

こんにちはパーソナルトレーナーのタクヤです。
今回はトレーニングのあとにケアを目的としてすごく重宝するアイテム、ストレッチポールの選び方を紹介します。
このストレッチポールはフィットネス関連の商品に興味がある人であれば、知っていて当たり前というようなメジャーアイテムです。
僕も日々のトレーニングやレッスンの疲れを溜めないために、ストレッチポールには大変お世話になっておりますm(_ _)m
しかし人気になり過ぎたか、世の中にはすでにストレッチポールの種類がかなりたくさん出回っていますね。
スポーツ専門ショップには置いてあるのは当たり前ですが、近所のホームセンターなんかにも置いてあります。
それだけたくさんの種類のストレッチポールが世の中にはあるのです。
そこでストレッチポールの選び方や、どんなところを見たりチェックすればあなたにフィットしたストレッチポールが手に入るのかということを紹介したいと思います。
もしこれからストレッチポールを購入しようと考えている方は、その購入基準としてこの記事に書いてあることを参考にしてみてください。
<ストレッチポールとは一体何をするための物なのか?>
それではまずストレッチポールのことをあまり良くわからないという方のために、ストレッチポールのことを説明しましょう。
元々はストレッチポールはトレーニング後に固まった筋肉を緩めてほぐすことで、疲労のケアを狙うためにオリンピックに出るようなアスリートが使用していたため注目を浴びたものです。
確か体操の❝内村航平選手❞がストレッチポールを使用していて注目を浴びていました。
筋肉以外にも筋肉の表面に薄く張ってある筋膜を伸ばして老廃物を除去することといった効果があります。
そういった効果があるのですが、一般的にはストレッチポールの効果としてはこちらのほうがイメージとしては強いのではないでしょうか?
それは歪んだ姿勢を正しく改善するといった効果があり、腰痛や肩こりを治していけるといったイメージです。
要は腰痛や肩こりというのは猫背や反り腰が原因になっていることが多いので、それら姿勢の歪みを治すことで腰痛・肩こりを治せるというわけです。
その他にはバランスボールのような使い方で筋力トレーニングにもなったりします。
丸い形状のストレッチポールに仰向けで寝ながら、バランスを取りながらトレーニング動作を行なうことでコアマッスルが鍛えられます。
つまり体幹を強化するための筋トレがストレッチポールでも出来てしまうのです。
<ストレッチポールの種類とおすすめの選び方>
では世の中にあるストレッチポールはすべて同じ形状で同じ効果なのかというと、実は全くそうではありません。
実はよく見てみるとストレッチポールにはいくつかの種類があり、自分の目的や体力レベルに合わせてその種類を選ばないと、全く効果のない無駄な買い物になってしまいます。
ですからそのためにストレッチポールの種類別の特徴と、実際にストレッチポールを購入する時に気をつけるべきポイントを紹介しましょう。
ストレッチポールの複数ある形状・種類とは
ロングタイプ
まずは1番オーソドックスな形状でロングタイプというものがあります。
形は円柱状の形をしたストレッチポールです。
全長はおおよそ100cmくらいの長さで、身長150cm以上無いとサイズを持て余してしまう可能性があります。
ですから女性で小柄な方にはロングの形状は大きすぎる可能性がありますので購入の際には注意しましょう。
ハーフ&輪切りタイプ
このハーフタイプはロングタイプの半分のサイズです。
短い全長で名前の通りですね。
これは身長の低い女性や高齢者であったり、全く運動してこなかったような運動レベル初心者の方にはおすすめのストレッチポールのタイプです。
凸凹な形状のタイプ
このストレッチポールは表面が凸凹しているので、上に乗ったりして体重を乗せるとマッサージ効果があります。
ちょうど青竹踏みのような仕組みで、身体の筋肉やツボなどを刺激して疲れや老廃物を流すのです。
ただしイボイボタイプの長さは短いですし、マッサージのような効果が期待できる分トレーニング効果は少ないでしょう。
おすすめのストレッチポール種類別の選び方
ここでは実際にストレッチポール選びで役立つチェックポイントを見ていきましょう。
ポイントは3つあります。
ストレッチポールの長さ
先程も説明したストレッチポールの全長をまずは見てみましょう。
その人の身長によって必要なストレッチポーズの長さは変わりますので、基本的に身長が150cm以上ある人はロングタイプを選びましょう。
上に寝転がった時に頭がはみ出たり、お尻が床に付きそうでは正確な姿勢はキープできませんからね。
ストレッチポールの太さ
ストレッチポールの太さはそのまま安定性に関わります。
ストレッチポールは上に乗ってストレッチを行ったりトレーニングを行いますが、その時にストレッチポールが太さが細いとバランスを取るのが難しくなります。
ですから運動に慣れていない方であったり、高齢者の方は床への落下を防ぐ意味でも太めのストレッチポールを選びましょう。
ストレッチポールの素材
3つ目に大切な要素はストレッチポールの素材です。
素材はそのストレッチポールの耐久性に関わります。
基本的なストレッチポールの使用方法としては、人が上に乗って体重をかけていきます。
ですから耐久力のない素材のものですと、簡単に形状が変化してしまったりします。
主にストレッチポールに使われている素材には以下のものがあります。
ストレッチポールの材質による性能の違い
ポリエチレン(PE)
プラスチック素材なので最も安価な素材です。
その分、耐久性は低く型崩れしやすいと言えます。
ホームセンターなんかに安売りされているストレッチポールは、このポリエチレン素材が多いので、まずはどんなものか試用品という程度の目的でなら購入してみても良いかもしれません。
僕個人的にはあまりオススメしないんですけどね(^_^;)
発泡オレフィン系樹脂
この素材はかなり耐久力が高くて型崩れはしにくいです。
身体の歪みを改善させる目的では、ストレッチポールにある程度の硬さや反発力が必要になります。
ですからこの発泡オレフィン系樹脂の素材のものはいいと言えます。
その分値段の方もそこそこ張るようにはなりますが、それに見合った価値はあると言えます。
EVA樹脂
エチレン・ビニール・アセタートのイニシャルをとってEVA樹脂といいます。
材質としてはかなり柔らかいものになっており、身体に馴染みやすい特徴があります。
ストレッチポールに寝てみて身体が痛くなってしまうという人にはおすすめの素材です。
柔らかい材質という事で型くずれしやすいのかと思いきや、ポリエチレン素材よりも耐久性は高いと言われています。
<個人的に本物のLPN社製ストレッチポール>
僕が今回オススメしたいストレッチポールはLPN社製のストレッチポールです。
実は日本で初めてストレッチポールを開発したのがこのLPN社で、ストレッチポール®という名前でこの会社によって商標登録されているんです。
正式な社名は㈱LPNといって、愛知県名古屋市にある会社です。
てっきりアメリカかどこかの会社だと思いましたが、しっかり日本の会社でした(笑)
すでにこの会社のストレッチポールは全世界で160万本もの数が売られています。
ですからよく見渡してみれば、この会社の販売しているストレッチポール以外にはストレッチポールという名前の商品はないんです。
みんな似たような名前で商品販売していますがね。
それだけ信頼と実績があるストレッチポール界の最大手と言っていいメーカーです。
このLPN社の売り出しているストレッチポールには3種類のものがあります。
ストレッチポール®EX
- カラー:5色
- 本体価格:8900円(税抜) ※ネイビーのみ8500円
- 重量:700g
- 全長:98cm
- 直径:15cm
ストレッチポール®MX
- カラー:5色
- 本体価格:9000円(税抜)
- 重量:900g
- 全長:98cm
- 直径:12.5cm
ストレッチポール®ハーフ
- カラー:5色
- 本体価格:6800円(税抜) ※ネイビーのみ6500円
- 重量:220g×2本
- 全長:40cm×2本
- 直径:7.5cm
ストレッチポール®の各商品の特徴
ストレッチポール®EXのほうがストレッチポール®MXよりも直径が2.5cm大きいぶん、安定性は小さくなります。
ですからトレーニング始めたばかりの初心者や、高齢者の方はEX以外で初めて見るといいと思います。
ストレッチポール®ハーフであれば、半分輪切りになった形状なのでポールが横に動く心配がありません。
横転の心配が限りなく高いような方であれば、長さも半分で安定性に特化したハーフタイプを選んでもらってください。
また長いタイプのストレッチポール®EXとストレッチポール®MXでは、全長が98cmという長さなのですが、他社だと1番長いタイプでもこの98cmまで全長がないストレッチポールがあります。
ですから身長の高い方は、お尻が落っこちないためにもLPN社製のストレッチポール®がおすすめですね。
耐久力も大事で、反発力がないと仰向け姿勢での安定感がなくストレッチ効果が減少します。
また上に方にも書いてありましたが耐久力が低いと型崩れしてしまいがちです。
そういった意味で運動効果が得にくいし、すぐに壊れるてしまう心配の少ないストレッチポールを選ぶようにしましょう。
<ストレッチポールを使用することで身体に得られる効果とは>
ストレッチポールを使用することでどんな効果を得られるのでしょうか?
いくつかの効果がありますし、日頃から肉体を酷使するような仕事をやっていたり、特に最近疲れを感じるやすいようになったりとかしている場合に特に効果テキメンです。
ストレッチ効果
その名の通り身体をストレッチさせてくれるポールです。
背骨のライン上に合わせてストレッチポールに乗ることで、胸郭を開くストレッチ効果を得ることが出来たり、背筋を真っ直ぐに伸ばす効果があります。
このストレッチのおかげで背骨のS字ラインを修正したり、骨盤周りの上下左右の歪みを改善して身体の歪みを矯正できるなどの身体の調整が出来ます。
運動後に行なうことで疲労の回復効果につながる
身体を伸ばす、調整効果をかける以外にも運動後の疲労した身体を回復させると言った効果があります。
ストレッチポールには筋肉や筋膜を緩めることによって、疲労物質を排出したりマッサージの効果を与えることが出来るのです。
ちなみに筋肉の表面に薄く張られた筋膜の伸ばし方は、背骨のラインではなく腕や太ももなどの部位に直接ストレッチポールを当てるようにします。
運動前の実施でケガの防止と運動パフォーマンスアップにつながる
運動前にストレッチポールを使用することで、筋肉の温度を温めてケガの防止をねらうウォーミングアップの効果があったり、
また筋肉のや関節の可動域を広げて運動効果を上げるといった働きもあります。
特に肩甲骨や股関節などの日常生活では使いづらい関節部位などは、ストレッチポールに乗って動かすことで、ケガの防止やトレーニング効果を上げてくれます。
立派な筋トレになる
円柱状のストレッチポールに乗りながら行なう腹筋運動などが体幹を鍛えるトレーニングになります。
左右に動きやすい不安定な状態がインナーマッスルに刺激を与えるので、バランスボールに乗るような感覚で身体機能をアップさせることが出来るのです。
また筋トレの効果として筋肉の総量が増加すれば、その分基礎代謝量がアップします。
姿勢の改善による代謝アップも狙える(腹筋や背筋に常に力が加わるので)、そうすれば太りづらく痩せやすい身体を作ることにもなるのです。
ダイエットを行いたい方にとってもおすすめのトレーニングですね。
<ストレッチポールの最適な選び方とサイズや材質のちがいなどまとめ>
ストレッチポールはピンからキリまでありますから、選び方は知識がないと的はずれな物を選んでしまいかねません。
そうならないように、まずはジムや運動施設にストレッチポールの貸し出しがあるなら体験してみることをおすすめします。
そうする事で、何となくこの位の長さなら身体にフィットするというのが分かってきます。
それから実際にお店に足を運んで、ストレッチポールを手に取ってみてみると良いと思います。
身体のケアにすごく役立ついいアイテムなので、ぜひ試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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タクヤ
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