パーソナルトレーナーは本音で儲かるのか?フリーランスの平均と最高年収はいくら?

こんにちは、パーソナルトレーナーのイガタクです。
今回はパーソナルトレーナーのお金についての話を書いてみたいと思いました。
人にマンツーマンでトレーニング指導をするパーソナルトレーナー。
彼らにも企業に雇われてその会社員として活動するパーソナルトレーナーと、完全にフリーランスとして独立して活動するパーソナルトレーナーがいます。
前者は活動するスポーツクラブやジムの会社員として、その会社の給料を毎月一定額もらっています。
ですからそのスポーツクラブなどの求人情報を見れば、だいたいの給料は分かってしまいます。
今回取りあげたいのは、後者のフリーランスとして独立しているパーソナルトレーナーの収入の話です。
彼らはどのくらいの年収を得ていて、そのためにどんな活動をしているのでしょうか?
そしてこれからパーソナルトレーナーとして独立して活動していきたいけど、果たしてちゃんと食べていけるのか不安だという方は参考にしてみてください。
<パーソナルトレーナーは正社員とフリーランスとで年収も変わる>
パーソナルトレーナーと言ってもその雇用形態は様々です。
大手スポーツクラブを運営する会社に雇われている正社員パーソナルトレーナーという形と、
会社員ではなく個人事業主という形でスポーツクラブと契約を結んでジムでトレーニング指導を行うフリーランスパーソナルトレーナーがいます。
パーソナルトレーナーの気になる収入面ですが、それぞれに一長一短があります。
フリーランスのメリット・デメリット
まず、基本的にはメリットとして会社員としてのパーソナルトレーナーよりもフリーランスの方が収入は高くなりやすいです。
平均年収としては500~600万円くらいです。
ただしこの年収は自分でたくさんの指名を取る事で得られるもので、何となくで過ごしながら得られる簡単なものではありません。
知識も日々たくさん勉強しなければいけません。
あと、会社員よりも安定していないので自分で積極的に営業をしなければいけません。
人当たりも良くなければいけないですし、それが口コミとなって次のお客さんを呼んだりもするのです。
これはミュージシャンや美容師さんとそっくりです。
名前が売れていきたくさんの指名が手に入れば収入面で増えるし、スポーツ選手やチームからトレーナーとしての契約を結べれば高い年収として年収1000万も夢ではありません。
まあ、これはプロスポーツ選手や芸能人などのかなりのビッグネームをクライアントとして契約をする必要がありますが。
その他にもフリーランスとして年収を高める方法として、個人のジムを開設してそこのオーナーとなる事です。
初期費用などはかかりますが経営者としても活動することで、収入は大きく伸びることになります。
これは会社員のパーソナルトレーナーでは絶対に不可能なことです。
ただし経営者になるとパーソナルトレーニング以外の業務も発生するので、現場でのトレーニング指導数は減ることになります。
フリーランスのデメリットは会社員と違って会社に守られる訳ではありません。
ジムの経営をしてなくても個人事業主ですから、自分を売り出しお客さんを集められなければ収入はすずめの涙になることも。
口コミサイトで月に5万円という月収のパーソナルトレーナーの話がありました。
これでは何か他にアルバイトを探さなければやっていけませんね。
<パーソナルトレーナーの仕事内容>
ではパーソナルトレーナーがどういった仕事内容なのかをご紹介しましょう。
パーソナルトレーナーとは簡単に説明すれば、顧客に対して1対1のトレーニング指導を行なう人の事を言います。
それが成人でなく子供であっても1対1ならばそうですし、高齢者の方にリハビリや機能改善のためのトレーニングを行うのも1対1ならばその指導者はパーソナルトレーナーという事になります。
トレーニングプランの作成
クライアントからパーソナルトレーニングの申し込みがあったら、その方と面談を行ないトレーニング目的を確認します。
筋肥大をしたいのか、脂肪を減らしたいのか、スポーツのパフォーマンスを上げたいのか、基礎的な体力を上げたいのかなどまずはどんな感じになりたいのかをしっかり聞きます。
ここが疎かだと後でお客さんがなりたい姿と違うトレーニングプランを作ってしまいます。
実際にトレーニングを指導する
プランニングが出来たらトレーニングする日をアポ取りして実際にパーソナルトレーニングのスタートです。
トレーニング指導では自重で行うのか、マシンやダンベルを使うのかと言ったところからそれぞれのトレーニングフォームをクライアントに覚えさせます。
そうする事で筋肉の動かし方、筋肉の意識を高める方法、トレーニング効果を高めるポイントを指導していきます。
そしてある程度キツイ思いもしてもらう場面も出てくるので、その乗り越え方などもトレーナーの力量がものを言います。
食事面のアドバイス
トレーニング目的が筋肥大やダイエットなど、体型の変化を狙うものであれば特に食事面での指導が必要になります。(※その他のトレーニングでも食事は大切です)
人の身体は食べたものから作られますから、筋肉を作るために必要な栄養素、筋肉をキープして脂肪をエネルギーに変換させるような食事指導します。
メンタル面のケア
クライアントは思うような結果が出ないと、落ち込んだり焦ったりとネガティブな感情に支配されそうになります。
トレーニングは直ぐには結果は出ないもので、ある程度の期間は継続する必要が出てきます。
その期間を乗り切るために、パーソナルトレーナーがいっしょに同じ方向を見て歩くようなイメージで励ましてやる必要が出てきます。
良いパーソナルトレーナーは常にポジティブなもの言いで、クライアントの事を尊重しながら元気づけさせる事が出来るのです。
オフの時でも仕事になる
パーソナルトレーナーは自分の業務が休みの日でも本来仕事になりえます。
それにはまとまった時間が取れるような休日でなければ出来ないことだからです。
例えばトレーニングのための知識のインプットというのは、休みの日でなければ出来ません。
言い換えれば学習ということですね。
学習は本や雑誌でもできますし、誰かの講演会やセミナーに行って実際に目と耳で見て聞いて来ればいいのです。
特にセミナーなんかは半日は時間がかかるものばかりなので、本当に休みの日に時間を取って行かなければ参加は出来ません。
なぜこのように知識をインプットする必要があるのかというと、この業界は日々変化していってます。
一昔前にスタンダードだった考え方というのは、ほんの少し年月が経てばすぐに非常識になってしまいます。
今どきスクワットの膝がつま先より前に出ることが、膝の故障につながるなんて言っているパーソナルトレーナーがいたらすぐに契約を解除しましょう。
その方の知識はスマホ全盛期のこの時代に、ガラケーでSNSを頑張っているようなものです。
このようにしっかりと情報の収集をしていないパーソナルトレーナーは、知識も間違ったことを言ってくるので要注意です。
自分自身でトレーニングしているか
また自分自身でトレーニングを実施することも大切です。
トレーニングしている者にしか分からない感覚、表現、ポイントというものが確かに存在します。
また筋肥大の停滞や怪我によるスランプなんかも、トレーニングを実際に行っている人でなければ分からないでしょう。
第一に、ダイエット目的で契約したパーソナルトレーナーがおデブちゃんだったり、筋肉をつけてマッチョになりたいのに担当するトレーナーがヒョロヒョロのガリガリだったら嫌でないですか?
注)こういった人達、本当に実在します
人は見た目で8割決まるとさえ言われているので、そのパーソナルトレーナーの見た目はしっかりと見るようにしましょう。
ちなみにそのトレーナーが健康管理できていないというのもプロの自覚が足りていません。
パーソナルトレーナーはそのクライアントにとって代行はいないのです。
ですからすぐに病欠したりドタキャンになってしまう様なパーソナルトレーナーは、今後契約を続けるのかよく考えたほうが良いでしょう。
<パーソナルトレーナーの資格はあった方が断然有利>
パーソナルトレーナーには国が発行している公的な国家資格というものは存在しません。
すべて民間が発行しているパーソナルトレーナーの資格やライセンスです。
パーソナルトレーナーが勉強しなければいけないことは山ほどあります。
先程も休みの日には勉強を疎かには出来ないと述べましたが、ここではいったいどんな事を勉強しているのかを簡単に説明します。
人体の仕組みや構造を知る
これは機能解剖学とか運動生理学をまずは学ぶ必要があります。
これらの知識がないと筋肉の呼び名まで分からないということになってしまい、全く言葉に説得力のないパーソナルトレーナーになってしまいます。
これらはトレーニングを実際に行う側は必要最低限の知識で全く問題ないと言えます。
基本中の基本だけ理解できていれば筋肉を大きく増やすことは可能だからです。
もちろん知識はあればあるほど効果は出やすいとは思います。
栄養素
人間が筋肉をつけるには食べ物もしくはサプリメントから、筋肉に必要な栄養素を補給しなければいけません。
ですからそれらの知識も勉強しておく必要はあります。
食べ物によってはいっしょに食べると効果が倍増するもの、食べる量やタイミングによって筋肥大への影響が変わったり、反対に効果が出ないなんてこともあったりします。
パーソナルトレーナーや一般トレーニー関係なく、筋トレをしている者であれば栄養素の知識はインプットする必要があります。
経営やマーケティング
今までの知識にプラスして、フリーランスのパーソナルトレーナーは経営・マーケティングを勉強する必要があります。
これらの知識が無いとお客さんを集めることや、自身の収入を増やすことができなくなってしまうでしょう。
どれだけ名前が売れて指名を得ることが出来るのかは、マーケティングが特に重要になりますからフリーランスの方はしっかりと学んでおきましょう。
本来、これらパ-ソナルトレーニングの指導資格やマーケティング知識を増やしていくプロセスというものはとても楽しいことです。
少しでもこれらの勉強が楽しいと思えるのでしたら、あなたにはパーソナルトレーナーになる才能があるかもしれませんね。
<フリーランスとして独立し儲かるパーソナルトレーナーの特徴まとめ>
ここで最後に稼げるパーソナルトレーナーと、稼げないパーソナルトレーナーについてまとめてみました。
これからパーソナルトレーナーを目指す方は是非参考にしてくださいね。
フリーランスで稼げるトレーナーの条件
- 知識が多く、自己学習を怠らない
- 過去に多くのクライアントさんを見てきている
- 有能トレーナーにで弟子入りしていた経験がある
- 多くの地域を視野に入れて行動する
- 人望が厚く口コミも手伝いさらに客が寄る
この中でも特に売れているパーソナルトレーナーに無償で弟子入りして、その指導スキルを見て来ているトレーナーというのは非常に素晴らしい引き出しがあるということです。
もし個人面談などがある時には過去の指導人数や弟子入りの経歴などはサラッと質問した方が、後々のことを考えるとオススメです。
また案外もったいない例で多いのが、田舎でしか活動をしていないということです。
これはビジネスなんかでも言える基本的なことですが、魚のいないところにいくら釣り竿を垂らしていても非効率なんです。
魚が多い海や川で釣るほうがたくさんゲットできるのと同じで、パーソナルトレーニングだってある程度の都市型なエリアの方がクライアントは見つけやすいのです。
その中でも、多少移動範囲を展開できると更にイイかもしれませんね。
フリーランスで稼げないトレーナーの条件
- 知識が少なく、自己学習を怠たる
- 営業ベタ
- 特定の地域にこだわる
- 基本的に愛想がない
- 上から目線でクライアントと接する
これらは大体、稼げるトレーナーの条件と真逆のことを指していますね。
やはり基本は愛想が良くて、クライアントと同じ目線に立つことが出来て、さらに一緒にトレーニングの成果を喜べる心の広さは非常に大事ですね。
また営業戦略というのは経営の知識を増やせば活かせることばかりですので、フリーランス志望の方はぜひ勉強しましょう。
田舎の地域にこだわりすぎるのが良くないというのは、先程の魚のいないところでの釣りの理論です。
思い切って引っ越すことも、本気でチャレンジしたいのならやってみましょう。
また番外編で売れてくると、お休みがすくなって家族がいる場合に一緒に過ごす時間が少なくなってしまうという声を口コミで見つけています。
基本的に一般の人が仕事を終えた後に時間帯、もしくは休日に忙しくなるのがパーソナルトレーナーです。
そういった事も頭に入れてフリーランスでパーソナルトレーナーになりたいのかも考えてみてくださいね。
それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました!
※このサイトで参考にさせてもらった口コミサイトが下記のサイトでございます。
こちらの関連記事も役立つ情報が満載です。
タクヤ
最新記事 by タクヤ (全て見る)
- 筋肉痛が抜けない時のマッサージやアイシングのやり方は?お風呂や睡眠方法でも回復効果に差が - 2018年12月3日
- 筋肉痛を軽減する栄養素と食事メニューとは?プロテインやサプリでも早く治るのか - 2018年12月1日
- 筋肉痛が筋トレ後に起こる原因は?痛いまま運動をしてもトレーニング効果はない? - 2018年11月28日